はじめに
ヤマダストアーに初めて行ったとき、入口でこんな言葉を見ました。
「買い物は、投票です。」
最初は、よくあるキャッチコピーだと思っていました。
でも、何度も通ううちに、この言葉がずっと頭に残っています。
このブログ「YAMADA考。」は、その問いを考え続けるために始めました。
今回は、ヤマダストアーの3つの理念を、自分なりに読み解いてみます。
1|「買い物は、投票です。」

この言葉の意味
ヤマダストアーのキャッチコピーです。
「投票」という言葉は重い。投票には意思がある。責任がある。
スーパーのかごに商品を入れる行為に、それと同じ重さがあるということでしょうか。
50代が考えると
私はIT系の仕事をしながら、毎週末ヤマダストアーに通っています。
正直に言えば、最初は「おいしそうだから」「安心そうだから」という理由で選んでいました。
でも、この言葉を意識してから少し変わりました。
たとえば、ヤマダストアの定番商品「末廣醤油さんの天然醸造国産丸大豆醤油使用ヤマダストアーカシューナッツ」ひとつ買うとき。
原材料にこだわった素材を選ぶことは、その作り方を続ける生産者に「続けてください」と票を入れることかもしれない。
添加物だらけの醤油を選ばないことは、「その作り方はいらない」という意思表示かもしれない。
大げさかもしれません。でも、ちょっとだけそう思いながらかごに入れると、買い物が変わります。
投票は、毎日できる
選挙は数年に一度。でも買い物は毎日できます。
ヤマダストアーが言いたいのは、そういうことではないかと思っています。
2|「忘己利他」(もうこりた)
この言葉の意味
仏教の言葉で、「自分を忘れ、他者に尽くす」という意味です。
ヤマダストアーが経営の根幹に置いている理念です。
スーパーで「忘己利他」を実践するとは
最初、この言葉をスーパーの経営理念として聞いて、少し戸惑いました。
「利他」というのは、コスパが悪くないでしょうか。
でも、よく考えると逆かもしれません。
ヤマダストアーは、地域の生産者と長期的な関係を築き、食の透明性を大事にしています。
短期的な利益より、生産者・消費者・地域がみんな続けていける関係を優先している。
それは「自分(会社)の利益を後回しにして、他者(生産者・消費者)に尽くす」という姿勢です。
急いで安く作れば今は儲かる。でも品質を落とすと、長い目で見て信頼を失う。
ヤマダストアーの「忘己利他」は、そういう判断の積み重ねのことだと読んでいます。
すぐに得をしようとしない。それが結果的に続く商売になる。
3|縁起観(ENGIKAN)
この言葉の意味
ヤマダストアーが大切にしている哲学です。「すべての存在は相互に依存している」という考え方。
ヤマダストアーはこう表現しています。
「これがあれば、あれもある」
「これに命があれば、あれにも命がある」
「これがなければ、あれもない」
「これが滅すれば、あれも滅する」
キムチを食べながら考えたこと

先日、ヤマダの熟成キムチ「改」を買いました。
原材料を読んで驚いたのですが、かつお節・昆布・鰯魚醤・アミエビ塩辛、すべて国産でした。
なぜここまで揃えるのか。
おそらく、それぞれの生産者との関係があるからだと思います。
長野のキムフーズさんが作る。その材料を提供する漁師や農家がいる。
それを買う私たちがいる。
「これがあれば、あれもある」。
キムチのおいしさは、目に見えないたくさんのつながりの上に成り立っています。
縁起観とは、そのつながりを意識することではないかと思いました。
「消費者」ではなく「参加者」として
縁起観の考え方でいくと、私たちは「消費者」ではなく「つながりの参加者」です。
私がヤマダのキムチを買うことで、国産の食材を使い続けるキムフーズさんの仕事が続く。
その仕事が続くから、材料を作る農家や漁師の仕事も続く。
逆に言えば、誰も買わなければ、そのつながりは途切れます。
「これが滅すれば、あれも滅する」。
大げさに聞こえるかもしれませんが、食の世界ではこれが現実です。
まとめ:3つの理念はひとつながり
| 理念 | 一言で言うと |
|---|---|
| 買い物は、投票です。 | 選ぶことは意思表示である |
| 忘己利他 | 自分の利益より、つながる人たちの利益を先に考える |
| 縁起観 | すべてはつながっている。だから選択に責任がある |
この3つは、バラバラな言葉ではなく、ひとつの考え方だと思います。
「すべてはつながっている(縁起観)だから、選ぶことは意思表示(投票)であり、その選択は自分以外の誰かのためになる(忘己利他)」
ヤマダストアーに通ううちに、買い物の意味が少し変わりました。
まだ全部わかったわけではありません。これからも考え続けます。
このブログについて
「YAMADA考。」は、西宮在住の50代がヤマダストアーに毎週通いながら、商品・食・理念について考える記録です。
ヤマダストアーとは無関係の個人ブログです。感じたことを正直に書いています。
※当ブログはヤマダストアー株式会社とは無関係の個人ブログです。
※掲載している情報は執筆時点のものです。最新情報は各店舗にてご確認ください。
※記事内の考察はすべて個人の見解です。


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