ヤマダストアーに初めて行ったとき、入口でこんな言葉を見ました。
「買い物は、投票です。」
最初は、よくあるキャッチコピーだと思っていました。でも、何度も通ううちに、この言葉がずっと頭に残っています。
このブログ「YAMADA考。」は、その問いを考え続けるために始めました。今回は、ヤマダストアーの3つの理念を自分なりに読み解いてみます。

「買い物は、投票です。」

この言葉の意味
「投票」という言葉は重いですよね。投票には意思がある。責任がある。スーパーのかごに商品を入れる行為に、それと同じ重さがあるということでしょうか。
50代が考えると
私はIT系の仕事をしながら、毎週末ヤマダストアーに通っています。正直に言えば、最初は「おいしそうだから」「安心そうだから」という理由で選んでいました。
でも、この言葉を意識してから少し変わりました。
たとえば、カシューナッツひとつ買うとき。添加物に頼らない素材を選ぶことは、その作り方を続ける生産者に「続けてください」と票を入れることかもしれません。逆に言えば、選ばないことも意思表示です。
大げさかもしれません。ヤマダストアに行った時や、他のスーパで生産者のこだわり商品が売っていた時などは、ちょっとだけそう思いながらかごに入れると、買い物の感覚が変わります。
投票は、毎日できる
選挙は数年に一度。でも買い物は毎日できます。ヤマダストアーが言いたいのは、そういうことではないかと思っています。
「忘己利他」(もうこりた)

この言葉の意味
仏教の言葉で、「自分を忘れ、他者に尽くす」という意味です。ヤマダストアーが経営の根幹に置いている理念です。
スーパーで「忘己利他」を実践するとは
最初、この言葉をスーパーの経営理念として聞いて、少し戸惑いました。「利他」って、コスパが悪くないでしょうか。
でも、よく考えると逆かもしれません。
ヤマダストアーは地域の生産者と長期的な関係を築き、食の透明性を大事にしています。短期的な利益より、生産者・消費者・地域がみんな続けていける関係を優先している。
急いで安く作れば今は儲かります。でも品質を落とすと、長い目で見て信頼を失う。「忘己利他」は、そういう判断の積み重ねのことだと読んでいます。すぐに得をしようとしない。それが結果的に続く商売になる、ということでしょうか。
縁起観(ENGIKAN)
この言葉の意味
「すべての存在は相互に依存している」という考え方です。ヤマダストアーはこう表現しています。
「これがあれば、あれもある」
「これに命があれば、あれにも命がある」
「これがなければ、あれもない」
「これが滅すれば、あれも滅する」
キムチを食べながら考えたこと

先日、ヤマダの熟成キムチ「改」を買いました。原材料を読んで驚いたのですが、かつお節・昆布・鰯魚醤・アミエビ塩辛、すべて国産でした。
なぜここまで揃えるのか。
おそらく、それぞれの生産者との関係があるからだと思います。長野のキムフーズさんが作る。その材料を提供する漁師や農家がいる。それを買う私たちがいる。
「これがあれば、あれもある」。キムチのおいしさは、目に見えないたくさんのつながりの上に成り立っているんですよね。縁起観とは、そのつながりを意識することではないかと思いました。
「消費者」ではなく「参加者」として
縁起観の考え方でいくと、私たちは「消費者」ではなく「つながりの参加者」です。ヤマダのキムチを買うことで、国産の食材を使い続けるキムフーズさんの仕事が続く。その仕事が続くから、材料を作る農家や漁師の仕事も続く。
逆に言えば、誰も買わなければ、そのつながりは途切れます。
「これが滅すれば、あれも滅する」。大げさに聞こえるかもしれませんが、食の世界ではこれが現実だと思います。
まとめ|3つの理念はひとつながり
| 理念 | 一言で言うと |
|---|---|
| 買い物は、投票です。 | 選ぶことは意思表示である |
| 忘己利他 | 自分の利益より、つながる人たちの利益を先に考える |
| 縁起観 | すべてはつながっている。だから選択に責任がある |
この3つは、バラバラな言葉ではなくひとつの考え方だと思います。
「すべてはつながっている(縁起観)だから、選ぶことは意思表示(投票)であり、その選択は自分以外の誰かのためになる(忘己利他)」
ヤマダストアーに通ううちに、買い物の意味が少し変わりました。まだ全部わかったわけではありません。これからも考え続けます。
※当ブログはヤマダストアー株式会社とは無関係の個人ブログです。
※掲載している情報は執筆時点のものです。最新情報は各店舗にてご確認ください。
※記事内の考察はすべて個人の見解です。


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