ヤマダストアーは、兵庫県播磨地域で1970年に創業したスーパーマーケットです。
「買い物は、投票です。」というキャッチコピーと、自然食品・オーガニックへのこだわりで、関西に少しずつ知られるようになっています。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式社名 | ヤマダストアー株式会社 |
| 創業 | 1970年(昭和45年)6月11日 |
| 創業者 | 山田英雄 |
| 本部所在地 | 兵庫県揖保郡太子町鵤 |
| 資本金 | 4,800万円 |
| 従業員数 | 920名(正社員160名) |
| 店舗数 | 10店舗+西宮店 |
| 売上高 | 210億円(2025年度) |
どこにあるスーパーなのか
ヤマダストアーは、兵庫県の播磨地域を中心に展開しているスーパーマーケットです。
播磨とは、姫路市を中心とした兵庫県南西部のエリア。長らく地元密着のスーパーとして播磨に根を張ってきましたが、近年は神戸・西宮方面へと拡大しています。
現在の店舗(2026年時点)
- 播磨エリア:新辻井店・網干店・花田店・新青山店・北野店・阿弥陀店
- 神戸エリア:朝霧店・須磨離宮公園前店・六甲アイランド店・ノース神戸店
- 西宮エリア:西宮店(2026年3月28日オープン)
西宮店はオープン初日の売上が4,000万円を超え、行列が施設の外まで及ぶほどの盛況でした。関西でのヤマダストアーへの関心の高さが、この数字に表れています。

56年の歴史
1970年、山田英雄さんが資本金300万円でヤマダストアー株式会社を創業しました。
その後、播磨各地に店舗を広げ、1996年に全店舗名を「ヤマダ」に統一。1998年には山田一枝さんが代表取締役に就任し、現在に至ります。
2024年に六甲アイランド店、2025年にノース神戸店をオープンし、播磨から神戸・阪神間への展開が本格化しています。2026年冬には大阪・大丸梅田店への出店、2027年春には宝塚店のオープンも予定されています。
創業から56年。地場スーパーが関西全体へ広がっていく途中に、私は六甲アイランド店にしばしば通っていましたが、幸運にも地元の西宮にオープンし、暇があれば足を運んでいます。

普通のスーパーと何が違うのか
ヤマダストアーが他のスーパーと大きく違うのは、自然食品・オーガニック製品への特化です。
商品の多くは、国産原材料・無添加・オーガニックにこだわったものが揃っています。
キャッチコピーは「買い物は、投票です。」。消費行動を社会への意思表示と捉えた言葉です。
実際に棚を見ると、成城石井やナチュラルローソンのような品揃えに近い印象ですが、価格帯はもう少し日常使いに近い感覚です。
野菜類はむしろ近隣のスーパーより安い場合もありますし、牛乳や惣菜類もさほど価格は変わりません。また頻繁に合計金額から10%OFFのサービスや3割引セールも実施しており、高級スーパーというイメージはありますが、もう少し身近な存在かもしれません。
3つの理念
ヤマダストアーが経営の根幹に置いている考え方が3つあります。
① 忘己利他(もうこりた)
創業時に比叡山天台座主・山田恵諦猊下から授けられた言葉で、「己を忘れて他を利する」という意味です。
ヤマダストアーはこう解釈しています。
「ヤマダストアー以外のすべてのものに奉仕することが、私たちの幸せにつながる」
顧客・スタッフ・取引先・地域・地球の生態系。それらすべてへの奉仕が、企業の幸せにつながるという考え方です。

② 縁起観(ENGIKAN)
「すべての存在は相互に依存している」という哲学です。
- 「これがあれば、あれもある」
- 「これに命があれば、あれにも命がある」
- 「これがなければ、あれもない」
- 「これが滅すれば、あれも滅する」
ひとつの商品が棚に並ぶ背景に、生産者・流通・地域・自然がある。その見えないつながりを意識することが、縁起観という考え方の実践です。
③ 買い物は、投票です。
ヤマダストアーのキャッチコピーです。
何を選ぶかは、どんな社会を望むかの意思表示。そのメッセージが、商品の選定や棚づくりの背景にあります。

理念を行動で示した事例
ヤマダストアーは、理念を言葉だけでなく行動で示しています。公式サイトに記載されている例を紹介します。
- いかなごの不漁時に販売を休止:資源が枯渇しそうなときは、売れる商品でも取り扱いをやめる判断をしました。
- 恵方巻の食品ロスに問題提起:食品ロスの観点から、恵方巻の販売のあり方に対して声を上げました。
売上より理念を優先する場面を、実際に積み重ねているスーパーです。
※当ブログはヤマダストアー株式会社とは無関係の個人ブログです。
※掲載している情報は執筆時点のものです。最新情報は公式サイトにてご確認ください。
※記事内の考察・感想はすべて個人の見解です。


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